当店は、私一人でやっています。
ですから、楽しい事も辛いことも全部背負いながらやっています。
今の所どのお客様も、優しい方ばかりで助かっていますが、
そんな毎日の中でも、やっぱりお金では買えないプライスレスな経験もするわけです。
先日、来て下さったお客様は、
家が珈琲関係の仕事一家で、珈琲には馴染みすぎているご家族でした。
お婆さまは最近美味しい珈琲がないと、嘆いていました。そりゃずっとネルドリップをのんでこられてるので、
最近のボタンポチッとでは、満足いくはずがありません。
うちのこだわりの珈琲豆に、こだわりの抽出法、そして、一杯入魂の愛情!
久しぶりに、美味しい珈琲に出会えと喜んで頂けました、
長年、本物の珈琲を味わって来た方からの美味しいは、お金では買えない喜びと歓喜でした。
更には、割引日だったのにも関わらず、正規のお値段を払ってくれました。
その時私は、安くすることによって、
お客様に失礼な事をすることを学びました。
そのお客様にとったら、その珈琲は価値のある珈琲だったのを、私が価値をとってしまう、つまり価値を下げてしまう事になってしまうんですよね。
価値とは、形がない分難しいです。
つい安ければいいと思ってしまいますが、高い事に意味があることもあります。
勿論、付いてる値段とお客様が受ける価値のバランスで商品の真の値段がきまります。
それが、上手く釣り合えば高くても喜んで買ってくださる。
それを目指すのが、成功の鍵ですね!
ボタンポチッとじゃやっぱり駄目なんですよ。
そして、なにも学んでない方のハンドドリップもだめなんですね。
奥が深いです。