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ネルドリップは何故少ない?

新橋で最近出来た テイクアウト専門の珈琲屋さん うりは、アイスコーヒーがネルドリップで淹れてます。

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でも、街中で中々ネルドリップってみかけませんよね。 何故なんだろうと考えた事はありませんか?

 

ハンドドリップで抽出する際、どの器具が一番美味しく抽出出来るかだと、多分ネルが一番美味しく抽出できると思います。

なのに、 コーヒー屋がペーパーを使用するのは、手入れが簡単だからだという理由が大きいです。使用後はゴミ箱にポイで終了ですから、楽ですよね。

反対にネルはどうでしょう?

新しく使い始める前は、 水洗いで洗濯ノリをとりコーヒーかすと一緒に煮ます。

其の後、よく水洗いしてもらうと使用が出来ます。 使用前も、 一度煮沸した物をよく冷やしてから使用が好ましいです。

使用後も よく水洗いをして、三回煮沸しすぐに急冷。

水につけたままで密封して冷蔵庫で保管になります。

要は、 綺麗な状態で尚且つ菌を付けないに徹しなければなりません。 ネルは凄くカビが生えやすいんです。

カビもわかりづらく生えます。 コーヒーの染みなのか、かびなのかわかりにくいため、 チェーン店等ではカビが生えたまま使用してる店舗もちらほらあります。

また、 ネルももちろん消耗品ですので、へたってきたりボロボロになったり、穴があいたりしたら交換です。

ネルは、意外にお値段も高いのでそれを踏まえるとペーパーの方が気が楽になります。

ですので、 有る意味、古くからやってる喫茶店のネルドリップは凄いんです。

これだけの手間暇をかけてますから、高くても仕方無いんです。

そんな事を考えながら、飲む珈琲もかなり乙なもんですよ。

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珈琲ドリッパーは何がいい?

先日、行われた JHDC (ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ)東京予選!
私も参戦致しました。

今年で、3回目のこの戦い!

日本各地で予選が行われ、各地で勝ち抜いた選手が
9月に東京ビックサイトで行われる、決勝大会に出場することができます。

 

日本で我こそは、ハンドドリップの名人と自信のある方が来ますが、
ほんと、ハンドドリップでも千差万別。 みんなやり方が違う!
ドリップポットも違う。

ドリッパーに関しては、大会公式のドリッパーが
スポンサーから用意される。

 

大きく分けると2種類になる。
円錐型のドリッパーと、台形型のドリッパー。

円錐型は、代表的なのはハリオのV60やコーノ式と呼ばれるものである。
特徴は、お湯の抜けがよくクリアな味になりやすい。

 

台形型は、代表的な物はメリタやカリタが有名で、 違いは底の穴の数である。
特徴は、お湯の抜けるスピードは穴でほぼ決まってしまう為、 味のブレが少なく済む。

 

 

 

大会では、V60が7割ぐらいの方が使っていました ↓

ハリオV60

 

なぜ、多くの選手がV60を使うのか?

一つには、海外の大会でよく使われる事が多く、認知度が高い事。
後は、お湯の湯量調整で味を変えることが出来ることが大きな要因だと思う。

実際、V60は抽出が物凄く難しい! チョロチョロ入れれば、可抽出気味になり、
苦い、渋い、不味い珈琲になってしまう。

逆にドクドク淹れると、湯の抜けがいい分 薄っぺらい味になってしまう!

其の為、V60を使っているお店は、 みんなポットコントロールの練習をしている。 

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これが出来なければ、美味しい珈琲を抽出する事が出来ないからだ。  
題名のどのドリッパーがいいのかは、 正直答えはない。  

淹れる人の得意不得意があり、 また珈琲豆によっても、相性があるからだ。  

ただ、ポットコントロールが出来ないうちは、
円錐型はあまりオススメはしていない。

台形の方がそう考えると、いいのかもしれない。  

当店は、コレスの金属ドリッパーを主に使っている。
オイル感とコクが特徴!

お湯の抜けは金属の割りには、早い。 油断すると、薄い珈琲が出来てしまう。

ポットコントロールはかなり難しいと思っている。  
ただ、香りや味を考えると、イメージに近い味になるので これを多用している。

バリスタコレクション等、いい豆の時は 陶器のv60を使っている。
珈琲豆の個性を楽しんでもらい為に!

結局、どのドリッパーがいいかは、 珈琲豆に合わして使うのがいいと思います。

 

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水出し珈琲!

夏本番といえば、

水出し珈琲!

通常アイスコーヒーを作る時は、

熱いお湯を注いで、珈琲を抽出して
出来たアイスコーヒーを氷水にあてて冷やすやり方と、

熱いお湯を注いで、珈琲を抽出した直後すぐ氷に直接あてて冷やすやり方があります。

ただ、水出しコーヒーの抽出は、
珈琲を轢いて、轢いた珈琲の粉に
ポタポタと水を垂らして、

長時間かけて抽出します。
時間にすると、場合によっては
8から10時間かかります。

水で抽出する事により、
苦味や雑味を最低限に抑える事ができます。
その為、水出し珈琲はとてもクリアな味わいになり、珈琲が苦手な方でも気軽に飲めます。

是非、たまにはアイスコーヒーではなく、水出し珈琲に挑戦してみてください。

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ホテルオークラ ドリップコーヒー

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価格:5,400円(税込)262 アベルポイント

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美味しい珈琲とは?

美味しいコーヒーとは?

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よく、聞かれる質問ですが

正直な所、飲む人の好みに合うのが美味しい珈琲じゃないかなと、思っています。

酸味や苦味のバランスやフレーバーのあれこれがありますが、
最終的に追求すると、ここにたどりつきます。

安いや高いは、味より手間や希少性で価値に上乗せされるんで
結局は、安くても口に合えば美味しいし、高くても口に合わなければ不味いし難しいところですよね!

ただ、欠点豆の量やバリスタの技量で豆が本来が持つうまみが100%表現されない事があります。

そこで、評価を下げることはありますが、基本飲めないぐらいまずいはなかなかないですね!(笑)